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きよしっこ

本を読んで、あぁ、すごくおもしろかったなぁ、と思った時、その余韻が消えてしまうのが嫌で、次の本をなかなか読み始められないことがある。
今、まさにそんな気分で、すごく読みたいと思ってわざわざ1限にも出ずに朝本屋に寄って、買ってきた本が、どうしても開けない。
すごくおいしいものを食べた時に次のものが食べたくないのに似てる。

昨日、重松清さんの『きよしこ』を読んだ。
なんだろうか、うまく説明できないけど、ぐっときたよ。
大きな事件が起こったり、何かすごいことが起こるような、そんな話じゃない。
少年の、人生というか、少年の、お話。
激動の人生というわけでもない。けれど、ものすごくすばらしい、お話だった。
つい母親に読むよう勧めてしまった。そんなことめずらしいの。

けっこう久しぶりかもしれない。おもしろかったなぁと思えた本。そうでもないけ?
買った時は、ただなんとなく手に取っただけだったから、特にその感動は大きい。
ずっと重松清さんの本を読んでみたいとは思っていたけれど、読んでよかったな~!
今日、また買っちゃった。
あ、本当にどうでもいいんだけど、この『きよしこ』の話の中に出てくるゲルマという登場人物がいるんですが、なぜかバッドボーイズの佐田さんの顔を思い浮かべながら読んでいる自分がいました。笑える。


一昨日くらいにも、ちょっとばかし同じような思いをした。
恩田陸さんの『不安な童話』を読んで。
内容は考えずに、恩田陸さんの本が好きで題名だけ見て買ったものだったから、想像してたのとは全然違って、違ったのにそれがまた、なかなかおもしろかった。
話の結末が、見えてるようなのに自分には全然見えてなくって、驚かされた。
なるほど、と思いました。
恩田陸さんが好きだとは言いましたが、全然詳しくはない。数冊しか知らないし。
『六番目の小夜子』と『夜のピクニック』と『図書室の海』くらいしか読んだことがない。
恩田陸さんの話になんの先入観もなかったから、余計に楽しめたんだと思う。
おもしろかった。

あたしは最後がいい話が好き。最後に驚かされる話も好き。
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by scioznui | 2005-10-13 13:03 | ほん