服、

小学生の頃着てた服は、どれも穴あきだらけで。
あの頃はコニファーといつも一緒だったから。
何でもかじるコニファーは、抱っこされながら、私の服をしょっちゅうかじってた。
部屋にいても、コードはかじるし、大事なプリントも教科書も、漫画もかじるしで、大変だった。
でもいつも一緒にいたし、毎日毎日、お掃除してたし、お庭でよく遊んでた。
コニファー用の胴輪もリードもちゃんとあった。

コニファーがいなくなってから、すっかり忘れてしまっていたことがたくさんあったことに気づいた。何度思ってもどうしようもないけれど、やっぱり思う。どうしてもっと早くそれに気づかなかったんだろう。どうして今さらになってからなんだろう。
忘れたくない。もう二度と忘れたくない。
コニファーの大好きな小松菜を、買いに行ってでも食べさせてあげたらよかった。

星さんちのワンコに、びっくりして飛び回ったときもあったねぇ。あの時はごめんね。リードつけてたからさ、私もとっさに手が離せなくてさ。怖い思いさせてごめんねぇ。
前の家の時は、よく隣のうちに勝手に入っちゃってねぇ。大変だったよ~ほんと。隣のおじさんによく怒られたわよね。おじさんも一緒に探してくれたんだから。軒下に入っちゃうからさぁ、ニンジン作戦にはピクリともしないしさぁ!
ここのお庭では穴掘って穴掘って。前のお庭でもそうだったっけ。そうそう、そうだった、隣の人が心配してレンガ置いてたよね。隣の男の子によくなでられてたね。私はかわいいコニファーを見せたくってさ、チビッ子たちが出てくると、あの子たちから見えるようにコニファーと遊んでたりしてたんだよ~。
コニファー、ごめんね、コニファー。
あたしさ、コニファーに会うために天国いけるようにがんばるからさ。
コニファーにはこんなひどいことしちゃったのにね、なんかずうずうしいこと言ってるよねぇ。
でもコニファー、あたし好きだったの。愛してたの。本当なの。
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by scioznui | 2006-02-08 02:07
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